6月中旬に京都市上京区の京都御苑を歩いた後、東隣に建つ梨木神社(なしのきじんじゃ)に参拝しました。
梨木神社は、明治時代に創建された神社で、京都の中では比較的新しい神社です。
境内には、カエデや萩が多く植わっており、この時期は緑がいっぱいです。
青々とした境内
梨木神社には、地下鉄の今出川駅から南東に約8分歩くと到着します。
京阪電車の出町柳駅からだと南西に徒歩約10分です。
京都御苑から梨木神社に向かうと西側から境内に入ることになります。
入り口付近は、トンネルのようになっていますね。

入り口
以前は、このようになっていなかったのですが。
トンネルをくぐって鳥居の前にやって来ました。

鳥居
鳥居をくぐると、左手の手水鉢にさらさらと水が流れています。

手水鉢
暑い日は、水の清らかな流れを見ているだけで気分的に暑さが和らぎますね。
参道は、カエデと萩の葉がいっぱい。

参道
神社に植物がたくさん植わっていると、神々しさを感じますね。
京都三名水の一つに数えられる染井。

染井
参拝者は、100円の志納で5リットルまで汲むことができますよ。
普段は、地元の方たちが水を汲むために列を作っているのですが、この日は無人でした。
私も、以前に汲ませてもらいました。
神門の前にやって来ました。

神門
1本だけ、赤色のカエデがありますね。
神門をくぐった先には拝殿が建ち、その右側には、たくさんの萩が植わっています。

拝殿
萩の数が年々増えているように感じます。
萩は5月頃から咲き出すものもありますが、梨木神社では9月に咲き始めます。
萩の宮とも呼ばれる当社は萩の名所として知られており、毎年9月下旬頃に萩まつりが催されますよ。
拝殿の後ろの本殿も、萩に囲まれ埋もれそうです。

本殿
それでは、本殿にお参りをしましょう。
祭神は、江戸時代後期の公卿の三條實萬(さんじょうさねつむ)とその子の實美(さねとみ)です。
三條實萬は、今天神と称されるほど頭が良かったということですから、賢くなるように祈願しておきましょう。
拝殿の西側には、ベンチがいくつか置かれていました。
ちょうど日陰になっているので、涼むのに絶好ですね。

ベンチ
神門の頭上には青空が広がります。

青空と神門
萩やカエデの緑と青空が、なんとも爽やかですね。
梅雨はどこに行ってしまったのかと思うような快晴でしたよ。
6月中旬の梨木神社は、境内全体が青々としていました。
この景色が見られるのは梅雨が明けるまででしょうね。
なお、梨木神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。